【ブログ10周年企画その2】単なる日記には、したくなかった
ただ筆者が常々思っていた事は、「単なる日記にはしたくなかった」という信念です。ブログをつくった以上は閲覧していただいている方にとって有益な情報を提供できればと思って、エントリーを書いてきました。また、日記にするにも、自分が撮影した写真を発表するというスタイルをとって、芸術作品の発表としていました。
筆者は、ブログの位置づけとして「自前の情報番組である」というポリシーを持って運営にあたってきました。そのため、エントリー一つ書くにしても集材は入念に行い、筆者なりの意見を述べていったつもりでブログ執筆に臨んできました。
一方、筆者がブログを始めた2000年代当初は「ブログ=日記」という固定観念があって、「今日のお昼は○○を食べました」的な正直どうでもいいような事を書いているのが主流でした。もちろん、最終的には「書くネタが無い」という所に着地していき、そのまま放置という結末になります。
で、ブログを書かなくなった人間は当時流行っていたSNS「ミクシー(mixi)」に移行していったわけです。で、このミクシーというのは、すでに会員になっている人からの招待状が無ければ、そもそもアカウントを作ることすらできないシステムになっていました。
今思えば、あの時大学の友人からハブられたのはまさに幸運でした。ミクシーができなかったからこそ、筆者は自然とブログに傾注していったのだと思います。ミクシーに誘われていたら、当ブログもとっくの昔に潰れていたことでしょう。
このブログに対して本気になれたというのが、今の今まで生き永らえることができた秘訣の一つだと思います。いや、実のところ、本当に単なる偶然なんですけどね。
ほら、最近は「本気で挑む」がカッコ悪いようなイメージを持たれているじゃないですか。「何を音楽ごときでマジになっちゃってるの?」とか「本気になる場所を間違えている」とか散々な言われようですが、逆に「本気になれずに成功を収めることができようか」と思ってきました。大学を卒業してから今日に至るまで、私の生活のプライオリティーは、マンドリン音楽が最上位でした。
しかし趣味人という生活スタイルをとるということは、休日は何もやる事が無くスマホゲームをダラダラしているようなルサンチマンの攻撃対象になりやすいのが世の常です。もちろん筆者も例に漏れず、「社会不適合者」の烙印を押されて社会から強制退場させられました。そして、面接をあちこち受けるも「サラリーマンそのものに向いていない」と言われて不採用にされるという仕打ちを受けております。
それでも、筆者はこうした仕打ちに対してブログという形で昇華していきました。これが給料泥棒と筆者との決定的な人間的価値の差、超えられない壁です。ブログにしたためることで、同じ事を考えていた人たちの共感を得ることに成功し、世の中に一意見として送り出すことができたわけです。
とはいえ、まだまだ世の中を変えていくにはまだまだ力不足を感じております。そのためには、今これをご覧いただいているあなたの力も必要です。とりあえず筆者が矢面に立ちますので、是非ツイッター等で「私はこう考えています」と堂々と自分の意見をあらわにしてください。その方が、選挙で投票に行くよりも数百倍、世の中を変えられる確率が高いです。
とにかく、今の日本はクソです、音楽的な価値観も、社会そのものの在り方も。だからこそ、インターネットの力で革命を起こしましょう。
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