新歓なんて「サークルに入ればぼっち回避できます」で十分
そういえばTwitter上で「春から◯大(大学名)」というハッシュタグが以前から散見されます。おそらく、ちょっと前に新歓の講座で教わった作戦なのでしょうか、どこもかしこも判を押したかのようにどこのサークルも使っています。
しかし、現実的に成功しているかと言うと、どうもそんな感じがしません。筆者のTwitterのゲームつながりのフォロワーさんの中には春から大学生になる方がいますが、彼らのツイートを見ていると、どうも効果がある感じではありませんでした。
と言うのも、彼らが今抱いている感情は、現役大学生が持っているような夢と希望に溢れた輝かしい新入生像からは、程遠い感情を持っているように見えます。むしろ、「大学デビューできるか」・「友達ゼロになるのではないか」といった感じの、不安感や絶望感を抱いている人の方が多いくらいです。
大学が学生向けのハローワークになりつつある昨今、メリットの薄いサークル活動に引き入れるためには、不純でもいいので何かしらの「動機」が必要不可欠です。その動機づけに「ぼっち回避」という謳い文句は、結構効果的なのではないかと思うわけです。
筆者も入学したての頃は友達づくりに失敗したクチでしたが、サークルに入ったことで友達ができるようになり、そこから友連れでゼミでも友達づくりに成功した経験があります。
そして現代、友達づくりの重要性がさらに重くなっている大学生活において、サークルを「ぼっち回避の為の道具」として有効活用してもらうというプランは、有効な戦術になってきています。っていうか、今のサークルの存在意義は、それくらいしか無いのではと思ってしまうくらいです。
現役大学生が新入生にできる最大のサポートは、ズバリ「大学生活のスタートダッシュを成功させてあげること」です。とりあえず、オリエンテーション3日目になっても一人でいる新入生がいたら、勇気を出して声をかけてあげてください。そして、新入生のオリエンテーションをサポートしてあげてください。そうすれば、巡り巡ってBOXの門を叩いてくれる人が現れることでしょう。
最近の若者たちは、意外と義理堅い人ばかりです。勧誘も確かに重要ですが、まずは「先輩の務め」を果たすことを第一にしましょう。先輩が後輩を助けてあげれば、新入生は必ず恩を返してくれます。「サークルの勧誘」をする前に、「大学生活の勧誘」をまずしましょう。
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