そう言えば、意外と社会人団体って、団体規則みたいなの無いですよね?
で、ご周知の通り、びねつ解散後は様々な団体を渡り歩くこととなるわけですが、ここで筆者は驚くこととなります。そうです、当たり前のようにあると思っていた団体規則が、どこの団体にも無かったのです。
話を遡ること大学の最後の定期演奏会終了後、筆者はびねつの門を叩きに行くことになったのですが、その行った先というのは、練習見学ではありませんでした。じゃあ何かと言われると、入団説明会なる集まりでした。
公民館の会議室で執り行われた説明会ではまず団体側から入団希望者に資料が配布され、その中にはもちろん団体規則がありました。そして説明会の内容は主に団体規則に従って、団体についての説明が団長からありました。団体の案内はもちろんのこと、入団条件・団費の運用・メーリングリストの取り扱いetc.の明文化された細かいルールが明示され、最後に入団にあたっての事務的な手続きが案内されて終了となりました。その間、楽器が演奏されることは全くなく、まさに「説明会」といった体の集まりでした。
んでもって、入団希望者はもれなく入団届を団体に提出する必要があって、期限(確か、演奏会3ヶ月前の末日)までに提出しなければ入団は認められないといった、きっちりしたルールがありました。
話は現代に戻ります。どこの団体にも、明文化された団体規則がありませんでした。いきなり練習の場に放り込まれ、団費の支払先やメーリス登録の案内などの必要最小限の部分しか説明が無く、残りの部分は各自運営に聞いてくる方針でした。これでは肝心要の部分は知らないまま演奏会を迎えてしまう可能性もあることになります。実際、直前になって演奏会の案内がクラウドにアップされ、筆者は直前の直前まで準備に追われる羽目になり、その間はゆっくりとプライベートをマンキツすることが出来ませんでした。1ヶ月前に「クラウドにアップしたので各自目を通してください」って、筆者はクラウドのアカウント名もパスワードも知りませんよ?あと、マイクロソフトのOneDriveしか使ったことないので使い方もわからなかったですし。
やはり、円滑に事を進めるためには、明文化されたルールを作成して提示する必要があります。マンドリンの外の世界でも、ゆっくりブートキャンプでは細かいルールがキャンプ場の決まりとは別に設定されていたからこそ、今年も第11次YBCを開催できたのではないかと強く思います。また、コミックマーケットでは、明文化はされていないものの有志がコミケにあたっての約束事をインターネット上で積極的に周知徹底させており、その結果は説明するまでも無いでしょう。
単なる烏合の衆では、何も無ければ確かに大丈夫でしょうけど、裏を返せば何かしらの事態が発生した場合は対応が後手後手になってしまうのは自明です、ガイドラインがそもそも存在しないのですから。あと、取り締まる障害の無い筆者はこうしてインターネット上でやりたい放題出来ているわけですからw
「ちゃんとした」「大人の団体」を名乗るのでしたら、最低限団体規則は作りましょうよ、と常々思います。あるいは、マンドリンアンサンブル「崖」のように思い切ってフリーダムなのを団体のウリにしてしまうとか。どちらでもないというのが、一番最悪です。学生サークルでも部則があるのですから(新歓の時に明示されたはずです)、それが無い社会人団体というのは、はっきり言って学生「以下」です。大の大人でしかもお客様相手に何かしらの催し事をするのですから、ちゃんとする所はちゃんとしないと、お話になりません。
まぁいずれにせよ、筆者はニコニコ生放送でソロ活動が出来るようになりましたので、余程の魅力が備わっている団体でないともう「団体に入って活動する」という行為にモチベーションが上がらないんですよね。ただただ指揮者の言われた通りに演奏するだけの「作業」に、そろそろ飽きてきた感じです。それを覆せる程の魅力を持った団体でないと筆者はモチベが上がりませんし、放っておいても自然消滅してしまうのがオチでしょう。
余談ですが、当たり前の事をちゃんとしない大人って、案外多いですよね・・・。
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